トルコ地震で見られるパンケーキクラッシュとは

2月12日 6時26分トルコで起きた大規模地震

死傷者が多数報告されていますが、その原因と言われている

”パンケーキクラッシュ”とはどんなものでしょうか?

パンケーキクラッシュとは?

東京大学地震研究所の教授によるとパンケーキクラッシュは

非常に危険度の高い建物の壊れ方だということです。

地震の激しい揺れで、地面に近い1階の柱が強度を失い、

コンクリートがはじけ飛ぶように壊れました。

その衝撃を受けた上の階の床が折り重なるようにほぼ垂直に崩れ

落ち、ものの数秒で床だけが折り重なったパンケーキのような

状態になりました。

最大の原因は、柱が弱いことで柱の中の鉄筋の量が

少なかったり、支えるものに対して柱が細すぎたりする場合など

に起きやすいといいます。

耐震対策は?

トルコは日本と同じく地震が多い国で、法律上はかなり厳しい

耐震基準が採用されています。しかし、建物がその基準に

追いついていないのが実情です。 トルコ政府は1999年に起きた

大規模な地震をきっかけに、耐震基準を大きく見直し、

現在は日本と変わらない水準となっています。ただ、問題なのは

この基準ができるより前に建てられた建物が、まだまだ多く残っ

ているということです。

政府では耐震補強工事を勧めていますが工事にかかるお金が

やはり高額で一般の人にはなかなか工事にかかれないのが

実情です。

多くの犠牲者がいまだ発生していますが早い救助活動と

義援金等の援助活動に参加して一刻も早い復旧を願います。

 

 

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